2013年 07月 25日
なかまの本 |
幼稚園を休んだムスコがごそごそと作っていた絵本
何故休んだかというと、ジンマシンが出たから。
何故、ジンマシンか・・・
食べ物には思い当たらないので、心因性のものかもしれません。
父ちゃんがいなくなって2ヶ月。
ムスコはじわりじわりとキツクなってきたようです。
些細なことでわっと泣き出すことが増えて。
泣きたいために理由を探しているような。
これは赤ちゃん返りと言うのかな。
ご飯を作り直せと言い張る。
ご飯を食べさせるのはもちろん。少し気に入らないと口からぽろぽろこぼす。
ティッシュをちぎって散らかす。それを拾わせる。
着替えさせるのはもちろん。身体を硬直させて邪魔をする、そしてやり直しさせる。
お風呂から出ると、もう一度入り直してこいと言い張る。
ムスメのおもちゃを取り上げて、泣かせる。そしてこちらを見る。
この子はどうなってしまうのだろう・・・
そんな不安に駆られます。
声を荒げても、脅しても、言うことを聞いてくれるわけもなく。
後悔すると分かっているのに、それでもコワイ声を出してしまう。
ムスコが泣けば、ムスメも怯えて泣く。
ジンマシンが出た前日には家出を宣言してしまった。
私は手が震えるほど興奮していた。
ムスコは猛獣と化して泣き叫んでいた・・・
これが引き金だったのではと思います。
父ちゃんのいない家で、母ちゃんが出て行くと言うなんて。
なんてひどいことを。
いつもいつも同じようなことを繰り返しています。
「・・・子どもを無傷で育てるなんて不可能です。家族の中で、ときにはもめることも、
満たしてやれないことも、思わず傷つけてしまうこともあります。
子どもはその程度のことなら生きる栄養にしていく力強さを持っています。
正直に、懸命に生きることが子どもに傷を与えることになるはずがない、
私はそう思います。
子どもは育てる対象ではなく、いまをいっしょに生きるなかまなのですから。」
『母の友』2008年6月号 「6月のお母さんへ」 青木 悦 より
たまたまこの文章を目にして、はっと心を突かれました。
大切ななかまの気持ち。
傷つけた分、懸命に誠実に生きなければ。
最後のページは「スイカを食べる母ちゃん」でした。
by azura1
| 2013-07-25 22:55
| こどもたち