2008年 07月 23日
女の中の女である |
うちの紫陽花がようやく咲きました。
濃い緑の中の鮮やかな紫。
昨日は小さな小さな雨蛙がちょこんといるのを発見しました。
ムスコを出産した病院のスタッフの皆さんからは、いつもじーんとするようなサービスをしていただきました。ご飯を運んでくださる係の人もとても素敵な笑顔だった。
「ありがとうございます。」しか言えない自分がもどかしいぐらい。
入院したのが真夜中だったので、私を迎えてくれたのはJ看護師さんとK助産師さん。
Jさんはほわんと可愛らしい方だったのに対して、K助産師さんはそれはそれはカッコいい方でした。落ち着いた温かいハスキーボイスでさばさば的確に指示をしてくださる。
移動の時、陣痛で動けなくなった私に静かに「今、座ったら立てなくなる。」
分娩台の上でウトウトしていた私の顔に濡れタオルをかけて、「さあ、いくよ。」
そりゃもう、気合が入りました。
出産後、「お上手でしたよ。」としみじみ言ってくださった時は、ほっとして、ありがたくて、恥ずかしくて(だって、お上手じゃないもん)涙が出ました。
女の中の女。女が惚れる女。
産後も腰のケアや母乳のケアなど、いつも気にかけて面倒をみてくださいました。手術着姿のまま、夜中にちょっとドアを開けて「いいね。」と一言確認してくださる時なんか、それだけでどんなに心強かったか。
姉の友達は前回の出産の時、別の病院でKさんに担当してもらい、「Kさんが移ったから」とこの病院を選んだそうです。陣痛の時、「ひゃー、二人目は無理だー。」と思った私ですが、でもKさんがいたら大丈夫かもしれない。
そんな素敵なKさんは、ちょっとおっちょこちょいな面もあり、部屋に来て「ティッシュは?」と尋ねられたので、「はあ、Kさんが置いたカルテの下に・・・」とか、廊下で話していると「あの、これKさんの忘れ物じゃ・・・」と母乳マッサージ道具一式を持って追いかけてくる産後ママがいたりとか。憎めない方なのです。
最後にお礼を言いたかったのに、退院の日はお休みでいらっしゃらなかった。
Kさんにとっては年間何百件とあるお産の一つに過ぎないのでしょうけど、私とムスコにとっては恩人です。どんなにどんなに感謝しているか。伝えたくて伝えられなくて、やっぱりもどかしいのです。
by azura1
| 2008-07-23 16:25
| ムスコ