2011年 07月 21日
ちまきのある風景 |
ぷらぷら揺れている可愛い包み
美味しいいただきものです。
岩手のちまきをいただきました。
美しく包まれた笹の中にはつややかな餅米が入っています。
味付けはされていなくて、黄粉をつけながらいただきました。
お餅ほど重くならず、おはぎよりはしっとりと。
絶妙な食感で、さらさらっとお腹に入ります。
どうやって包むのかしらと想像しながら、
笹を広げていく過程も楽しい。
長野では笹寿司や笹餅を作りますが、
ただ乗せるだけ、巻くだけではなく、一緒に茹でてあるからでしょう。
笹が心地よくふんわり香ります。
しばらくこの風景を楽しんでいたかったけれど。
ムスコは一気に3個も食べてしまいました。
彼はtoki-sappさんが供してくださるものは全て美味しいと
確信していて(そしてそれは正しい)、
普段は食べないようなものにも果敢にトライするのです。
タイではバナナの葉を使ったちまきが道端で売られていました。
もち米にはココナッツミルクや砂糖で既に味付けがされていて、
中にはさつまいもやバナナが入っていて。
よく日本食は口中調味と言われますが、
こんなちまきスタイルにもそれが現れているように思います。
きなこたっぷりのところと、そうでないところと。
いろんな味が楽しめますから。
包み方、食べ方。
こんな素晴らしい文化が息づいていることが本当に素晴らしい。
ずっとずっと大切にしたいコト。
by azura1
| 2011-07-21 08:14
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