2013年 03月 02日
いってきます |
長野で働いていた頃、
上司からもらったクンシランのくんちゃん。
外が真っ白の世界なので、
くんちゃんの緑とオレンジは春を呼ぶような温かい色。
くんちゃんが咲くのを見るのは久しぶり。
実家で過ごしたなつあきふゆ。お年取り。
本当に愛しい時間でした。
この年になっても、両親には迷惑ばかり心配ばかりかけていて。
足を引きずるように歩く父、風邪を引きやすくなった母。
そのことを思うと悲しくなります。
進学の時、結婚の時、そして今年はダメ押しのようにもう一度。
この家から巣立たなければなりません。
ムスコは9ヶ月で2キロ増えて5cm背がのびた。
大好きな父ちゃんと離れて過ごしたこの期間。
たっぷり道草に、みっちり畑仕事、どっぷり雪遊び。
「覚えたことは忘れても、感じたことは在りつづける。」
童話館ぶっくくらぶから長野への最後の配本。
その封筒に素敵な言葉がありました。
大好きなヒトとずっと一緒にはいられないということ。
でも、離れていても見守ってくれる温かな存在を感じて欲しい。
たくさんのサヨナラを「またね!」に変えて。
ある朝、ムスコが言いました。
「母ちゃん。こんないい赤ちゃんを産んでくれてありがとう。」
ふたつの大切な宝物。
しっかり抱っこして、手をつないで。
飛行機に乗ります。
くんちゃんを見ると上司のことを思い出します。
どうされていらっしゃるかな?
満開までもうすぐ。
by azura1
| 2013-03-02 15:02
| 長野