2016年 04月 26日
お雛さまを選ぶ |
ムスメと迎える4回めの雛祭り。
やっと我が家にいらしたお雛さまです。
飾る場所もないので、アートな雰囲気のものが買えたらと
ぼんやり思っていましたが、母に説得されて
いわゆる人形店を見てみることに。
華やかないろんな種類のお雛さまが並ぶ中で、
目がいくのは、やはり木目込み。
姉は5段飾り、私は木目込みのお雛様をそれぞれ祖母に買ってもらいました。
小さいころは姉のお雛様がうらやましく、すねたこともあって。
何層にも重なった着物や、小さな手。おままごとのようなお道具。
女の子の憧れです。
それでも次第に自分の地味な(ごめんね)お雛様の良さがじわりじわりと分かってきて。
果たして。
木目込みを買う人のほとんどが、自分もそうだったという人なのだそうです。
だからこそ、違うのにしたらとアドバイスくださるお店の方もいましたが、
私自身も相当迷いがありましたが、やはり最初に魅かれた木目込みのお雛様に。
自分では思いきれないお値段でしたが、スポンサーの母が背中を押してくれました。
(タイで培った値切り力で頑張ったので、勇んで母に成果を報告したら、
「まだイケたよ。」とバッサリ。まだまだかないません。)
今までずっと。
親にお金を出してもらうことを、親不孝なことと思ってきました。
自分も親になり、やっと素直にありがとうと言えるように。
そんな感慨も一緒に。
かくして、一生のお守りとして。
引っ越し荷物がゴロゴロしている我が家。
まさにはきだめに鶴!な感じでいらしてくださった芸術品。
見ていると、そのお顔に吸い込まれそうな迫力があります。
いわゆるカワイイ!とは無縁な感じのお雛さまですが
「要は刷り込みです」と励まして(?)くださったお店の方の言葉に従って、
「かわいいかわいいTちゃんのお雛様よー。
みんなの愛が詰まっているのよー」と教育しています。
お雛さまが、母がおばあちゃんがいつも守ってくれる、応援してくれる。
私も改めてありがたく力強い気持ちに。
5年前の3月11日。
おばあちゃんから、母へ娘へ。
つながる想いを背負ったお雛様も
たくさんの悲しい光景を見てしまったことでしょう。
その日。
ムスメを膝に乗せ、時報に合わせて黙とうしたのですが、
「どうしてねんねするの?」と聞くムスメの声と
体温の温かさが切なくて涙がこぼれました。
どの子も、どの子も。
幸せに大きくなりますように。
もうひとつ選択。
電気は生活クラブから買うことにしました。
自然エネルギー由来の電気です。
この冬の電気代は1か月1万円を超してしまった・・・
更に自然エネルギーにしたら、どうなるのでしょう。
オプションの募金(使用料の5%を基金に寄付)も付けてしまったし、
主婦としては頭が痛い。
でも。
このまま原発に頼り続けていたら、いつの日か。
小さな家計簿も家族も吹き飛ばされる日が来てしまうんじゃないかと。
頭が痛いどころの話じゃない。
このお金は我が家にとって、保険、教育費・・・
もろもろの意味を込めて。
まずは節電!ですね。
by azura1
| 2016-04-26 05:15
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