2007年 11月 09日
9月15日 Ainhoa |
ムッシューお薦めの美しい村。Sareよりさらにこじんまりしています。今日は昨日と打って変わって良いお天気。可愛らしいお家が青空に映えます。道沿いのマロニエの木からコロンと実が私の目の前に落ちました。何かいいことがありそう。
さて、喉が渇いたわけでも、時間をつぶしたいわけでもないのですが、お手洗いを借りるためにサロンドテに入ります。午前中の中途半端な時間のため、お客は私達だけ。
古い建物のようで木組みの天井は高く、床板は滑らかに磨り減っています。木製の家具も年代もののよう。素朴で頑丈な作りです。テーブルには洗いざらしたバスクリネンがかけられているのがいい雰囲気。天井には幾つかの電灯が温かく灯っていますが、笠はそれぞれちがう古いお皿。白い漆喰の壁にはさまざまな銅製のお鍋がかけられています。柄がすごく長いものもあるのだけど、飾りかな?それとも大きなカマド用なのかしら。
中庭に通じる扉は大きく開け放たれていてそこから爽やかな光が室内に飛び込んできます。中庭にもテーブルや椅子が置かれていますが、まだ準備は出来ていないみたい。庭の奥には木陰が気持ち良さそうな大きな木。その上には緑色の山々が広がって見えます。ここで絵になる黒猫登場。壊れかけた塀にちょこんと座っています。ぴかぴかにお花が咲き誇っているわけではありません。枯れかけたお花だってあります。さりげないけれど飽きることのないお庭です。
by azura1
| 2007-11-09 20:48
| フランス・旅