2007年 12月 19日
いのちの食べかた |
「いのちの食べかた」
音楽も効果音もナレーションもありません。ただただ食物が生産される現場の映像が流れるだけなのです。ベルトコンベアーでぽいぽい流されていくひよこちゃん。淡々と子豚の去勢手術をしていくおばちゃん達、氷の宮殿のような岩塩採掘場、オリーブの収穫は木を機械でがーっと揺らすんです。ショック、好奇心、嫌悪。いろんな感情が沸いても映像は次から次へと移り変わっていきます。時々、働いている人の昼食シーンが出てきます。黙々と、時には何かおしゃべりしながら。畑の真ん中で働いている人だって、屠殺の現場で働いている人だって、どの人もみんな食べる。それらが圧倒的な現実感を持って迫ってきます。ああ、食べること、生きることはこういうことなしには成り立たないんだなって。それらは荘厳ですらあります。
後日、NHKでこの映画について特集していました。大ヒットなんですって。そう言えば、こんなマイナーな映画何故??ってほど混んでました。
現代は作る場所と食べる場所があまりにもかけ離れてしまっているから、この映画が新鮮なのかなあと思います。決して楽しくはないけど、観た方がいい映画です。
※ 岩塩採掘場で働くおじさん達。お昼ごはんにゆで卵を持ってきて、そこいらの塩をちょいちょいっと付けて食べたりしないのかなあと興味深々。でも、いたって普通(?)のランチボックス(コーラ、サンドイッチ、果物)でした。
音楽も効果音もナレーションもありません。ただただ食物が生産される現場の映像が流れるだけなのです。ベルトコンベアーでぽいぽい流されていくひよこちゃん。淡々と子豚の去勢手術をしていくおばちゃん達、氷の宮殿のような岩塩採掘場、オリーブの収穫は木を機械でがーっと揺らすんです。ショック、好奇心、嫌悪。いろんな感情が沸いても映像は次から次へと移り変わっていきます。時々、働いている人の昼食シーンが出てきます。黙々と、時には何かおしゃべりしながら。畑の真ん中で働いている人だって、屠殺の現場で働いている人だって、どの人もみんな食べる。それらが圧倒的な現実感を持って迫ってきます。ああ、食べること、生きることはこういうことなしには成り立たないんだなって。それらは荘厳ですらあります。
後日、NHKでこの映画について特集していました。大ヒットなんですって。そう言えば、こんなマイナーな映画何故??ってほど混んでました。
現代は作る場所と食べる場所があまりにもかけ離れてしまっているから、この映画が新鮮なのかなあと思います。決して楽しくはないけど、観た方がいい映画です。
※ 岩塩採掘場で働くおじさん達。お昼ごはんにゆで卵を持ってきて、そこいらの塩をちょいちょいっと付けて食べたりしないのかなあと興味深々。でも、いたって普通(?)のランチボックス(コーラ、サンドイッチ、果物)でした。
by azura1
| 2007-12-19 19:55
| 映画