本帰国のときにお世話になったAsian Tigers。
日本人スタッフの方が皆さん感じが良いのはもちろん、
パッカー(荷物を詰める人)のタイ人スタッフの手際の良さも爽快。
寂しくてたまらない荷出しの日を楽しく過ごせたのは、そんなわけです。
本帰国が決まってからの毎日は、景色も変わり、時間のスピードも変わる。
渦中にいるときは、時間がない、直後は思い出したくない・・・
そして、これ以上経つと、忘れちゃうかな。
赴任準備よりも更に本帰国はそれぞれの事情や環境で大きく異なると思います。
でも、
小学生、幼稚園生がいる。
家なし、車なし、ペットなし。
会社が手伝ってくれない。
とりあえず・・・でモノを買いたくない。
そんな方がいらっしゃいましたら。
大きな流れとして参考になれば幸いです。
<辞令の前に>
1 どこに住むか家族で話し合っておく。
2 荷物の整理
3 タイでの買い物
<辞令後>
1 フライトはいつにするか?
2 住まい探し
どこに住むか決まってない人は、学校や幼稚園探しから。
私たちはネットで探して、友達と義母に内覧をお願いしました。
3 タイ、日本両方の学校、幼稚園に連絡
最終登校日を決める。事務手続きの確認。
4 タイのアパートのオーナーに連絡
5 引越し会社に見積もりを依頼
フライトが決まったら、引越し日(船便、航空便を出す日)を決めます。
6 仕分け!
引越し日、フライト日にホテルに泊まるか、アパートで過ごすのか?
日本での第1泊めは実家?ホテル?新居?
勤務、学校はいつまで?そして、いつから?
それによって、仕分けが違ってきますので、まずそれをはっきりさせる。
荷物は4つに仕分けします。
船便(第一弾、第二弾)、航空便、手荷物
船便1を出す日は帰国の3週間弱前。受取りは帰国の3週間後。
船便2を出す日は帰国の前日、受取りは一ヶ月後。
航空便を出す日は帰国の3,4日前。受取りは3,4日後。
(※時期によって、引越し会社によって前後します)
私は手荷物に着替えや日用品の他、やかん、炊飯鍋、フライパン、ざる、
木べら、最低限の食器、ラップ、ハンガーや洗濯ばさみなんかも入れました。
そして、大家さんやご近所に配るお土産も。
帰国してすぐ、子連れで、慣れないお店で必要なものを
効率よく買うのは大変だと思ったからです。
航空便はオットのスーツや靴。学校ですぐ必要になる教材。おもちゃ。
ベビーカー。愛用のコーヒーや調味料も少し。
それに学校で用意しなければならない袋ものについては、
事前に確認しておくこと。ソーイングセットも一緒に。
船便1は荷物の大部分を。
本、おもちゃ、台所用品、日持ちするお土産類。
船便2、最後まで仕分けに時間のかかったオットの書類、夏服
荷解き、片付けをスムーズにするために、すぐに使いたいものや、
逆にしばらく封印してもいいようなものはなるべく自分でパッキングし、
目録を作りました。
7 帰国前後の宿の予約
私達は船便2を出した日とその翌日は近くのサービスアパートに泊まり、
早朝のフライトで日本へ。
最後の宿を思い出に残る素敵なホテルでというのは
慌ただしいのでお勧めしません。
日本に到着後は空港からアクセスの良いホテルに一泊、
翌日は新居で実家からの荷物を受け入れ、
その夜は新居近くのホテルで一泊しました。
8 不用品処分
不用品はどんどん処分して、普段からなるべく身軽にというのは基本ですが。
よれよれの服や来年の夏はもう着られなくなるサイズの子供服。あまり使わない食器。
いただきモノで使わなかった鍋類。
これらは船便を出してしまった後に大活躍しますので戦略的に取っておくことも必要かも。
私は最終的に引き取り屋さんに来てもらうのを、船便2が出る日に設定しました。
当日朝まで使ったシーツや洗濯物干し、食器などを持っていってもらうためです。
しかし!そこはタイ。リマインドまでしておいたのに、引き取り屋さんが来ない!
そんな事態もあり得るので、大体のものは数日前に出し、
最後の最後まで使うものはアパートのオフィスの人に残しておいても
いいかどうか相談すればスマートだったかなと思います。
9 実家へ預けた荷物の配送手配。
一時帰国の度に中身のチェックをしておくと万全。
10 新居への買い物
洗濯機、冷蔵庫の家電。それに冬物もネットで購入。
引越し日に届くよう手配。
11 携帯の解約
タイで買った私のスマホ(安い)は日本のSIMカードを入れても
使えない機種でした。
事前に契約していたAISに相談に行き、最終支払日に窓口で手続きをして、
残りの日数はプリペイド式にすることに。
ただ、これもフライトの2日前に使えなくなってしまって、とても困りました。
AISの人に言われるままだったけれど、「多めに!」と
主張しておけばよかったです。
12 アパートのデポジットの払い戻し、公共料金の支払をどうするか?
最終日に部屋の状態を確認して、デポジットを精算する。
公共料金は各会社の請求が着てから支払う。
というのが本来ですが、何しろ日本に帰っちゃうわけで。
そこのところを会社とアパートのオフィスでうまくやって欲しかったんですが・・・
語学力のなさもあって苦労しました。
13 銀行、カードの解約
14 最後のバーツの処理
最後に残ったバーツは全部円にして、家族で手分けして持ち帰る。
友達からも、オット(赴任2回目)からも聞いていたのですが、
別の友達が今時、そんな!と調べてくれて、国際送金でも
たいした手数料を取られるわけではないということが分かりました。
(ありがとう、Kさん!)
物件を何度も見に行ってくれた友達。
荷出し前の慌ただしい時に子供たちを預かってくれた友達。
日本での格安スマホ情報を教えてくれた友達。
不用品、一切合切引き受けてくれた友達。
そして、行くも帰るも大騒ぎの私たちを手伝って大活躍してくれた母。
ちゃんと帰ってこられたのは皆のお蔭です。
虎がうどんを打つ。の図。
子供たちは(小2のムスコも)タイガーのお面が殊のほか、気に入って。
今でも、「がおー!」と虎ごっこをしています。